こんにちは石川です。さて、栃木県那須烏山市藤田の静かな朝、我々は自社所有の土地で一仕事を始めました。目的は明確—長い間地下に眠っていた境界杭を見つけ出し、土地の正確な境界を明らかにすることでした。この日の作業は、ただの掘削作業ではありませんでした。それは土地との対話であり、過去と現在を繋ぐ探索の旅でした。
何でもできるスタッフの西野さんが再びその力を発揮しました。彼と共に、埋もれた境界杭を一つ一つ丁寧に探し出しました。手掘りのシャベルと汗の結晶が、時間を経て隠された境界線を掘り起こしていく様子は、まさに現代の考古学のようなものでした。
ピンクのリボンを使って、発見した杭に目印を付けていきました。この鮮やかな色彩は、土の中の地味な風景の中で明るいアクセントとなり、見つけた杭を一目で識別できるようにしました。計21本の境界杭を見つけるという任務は、ただの数字以上の重みがありました。それぞれの杭が、我々の土地に対する理解を深める手がかりとなったのです。
この作業を通して、測量士の仕事がいかに専門的で重要か、そして時にどれほど困難な作業であるかを実感しました。彼らの努力があってこそ、私たちは自分たちの土地の範囲を正確に知ることができるのです。そして今回の作業が終わり、我々は自社の土地の新たな一面を知ることができたのでした。